山陰の海岸道路・国道191号を走っていると、長門市只ノ浜あたりで海の向こうに両翼を広げたような山が見える。 青海島の高山である。勝手に「青海島アルプス」と名づけて呼ぶ。 低山であるが、風光明媚な青海島の海岸が見渡せるに違いないと、ここを通るたびにいつか登ってみたいと思っていたが、 今回、真夏の青海島アルプスを歩くことができたので紹介したい。
高山・もっこく山(山口県)
〜 真夏の青海島アルプスを歩く! 〜
山行日 2005年7月24日(日)晴れ
コース&タイム 青海島バス停前(13:30)→登山道入口(13:35)→もっこく山(14:14-33)→高山林道(14:39)→高山入口(14:44)→高山山頂(15:11-20) →高山林道(15:44)→青海島バス停付近(16:30)
アプローチ 桂木山:白糸の滝駐車場(12:50)→県道36号→国道191号(三隅)→青海島バス停前(13:22)
主なピークもっこく山(241m)、高山(320m)
駐車場青海島バス停前広場 温泉なし


青海島バス停前広場に車をとめる。

アプローチ

午前中は桂木山へ登り、午後からこの高山へ登ることにした。 桂木山登山口からは、県道36号線を北上し、三隅町の国道191号線を左折し、長門市青海島へ向かう。
陸続きの青海大橋を渡り、左折し「波の橋立」方面へのバス路線を進むと、青海島バス停の広い広場の駐車場がある。 車道を更に奥に進み高山林道を行くと、高山への登山口となるが、今回はこの青海島バス停を起点にもっこく山を経て高山まで縦走していくことにした。

真夏の炎天下の中、出発する。

集落の間の道を進んでいくと左手に登山口が現れ、
ここから「青海島縦走路」が始まる。

登山道へ入り、いよいよ縦走を開始する。

先ずは登山口から「もっこく山」へ

真夏の午後の昼下がり、炎天下で一番暑い時である。 同行のHさんと、Kさんは、車を降りるや否や日陰にへばりついている。 私は7月生まれであるせいか、炎天下は意外と好きなほうである。
田んぼの緑と青い空の下、照りつける日差しを浴びながら出発する。 道路を渡り、先ずは清福寺を目指し集落の中へと進む。 途中、「青海島縦走線」の標識を頼りに左折し、集落の中を行くと、左手に階段上の登山口が現れる。

いろいろなキノコに大喜び。
登山道は散策路になっているらしく、きちんと整備されている。 しばらく行くと登山道は樹林帯の中に入る。暑いだけに日陰は嬉しい。
樹林の中は薄暗く、地面にはあちこちにキノコが生えている。 直径20cmくらいの大きなものから、小さなこけし状みたいなものとかいろいろなキノコだ。 キノコには全く知識がないのが悔しい。

キノコ(1)

キノコ(2)

シダに覆われた登山道
キノコ道からシダの道へ

キノコの道を過ぎると、今度は回りに緑色の大きなシダが現れ始める。 さしずめ、シダの道だ。木漏れ日を浴びて緑のシダがとても綺麗だ。 なかなか変化があり楽しい登山道である。
しばらく行くと、木々の間から青い海が見えるようになる。 しかし、この辺りから異常に暑さを感じ始める。暑さで意識が朦朧としてくるほどだ。 調子の良かったHさんも、さすがに暑さにやられたらしく、休憩して水分を補給する。

もっこく山頂
もっこく山山頂へ到着

暑さで朦朧としながらも進むと、ひょろ長い「もっこく山」山頂へ到達する。 表示板がないと山頂だかどうかわかりにくいところだ。展望もあまりきかず、 木々の間からかろうじて海が見える。 ちょうど、「大門・小門」の海岸を眼下に見ることができた。青い海がとてもきれいだ。
しばらく暑さをさます為に、休憩をする。最後のビールを飲み、漸く少し回復する。 Kさんはなんともないような涼しい顔をしている。 しばらく休憩した後、高山への縦走へ向かう。

「大門・小門」の景観が見える。

高山の姿が見えてくる。

大門・小門と青い海を見下ろしながらの下りは最高!
もっこく山からは眼下に青い海

もっこく山からは林道へ一旦下るが、その下りは青い海を眼下に見下ろせその景色は圧巻である。暑さもぶっ飛んでしまうほどだ。 青海島の見事な海岸線と青い海がとても綺麗だ。しかし、下りは意外と急なので景色を見ながら足元に注意して下る。
一気に下ると舗装された林道へ飛び出る。再び暑さが押し寄せてくる。 車道を少し進むと、右手に高山への入り口が現れる。夏草が生い茂り、道がよくわからないほどだ。

一旦、高山林道へ出て車道を歩く。

右手が高山への登山口。

夏草が生い茂る中を行く。
高山へ

高山へは車道からピストンすることになる。暑さにやられたHさんは高山は断念し、車道を先に下り、 私とKさんは高山へ向かうことなった。
夏草が生い茂るがすぐに樹林の急登となる。高山へは手前のピークを越えて行くことになる。 手前のピークを越え、一旦下り鞍部へ出る。鞍部にはホタルブクロがぽつんと咲いていた。
つんざくような蝉時雨の中、最後の急斜面を喘ぐように登ると、スコーンと開けた高山山頂に飛び出る。

旧軍の監視跡がある山頂

360度の大展望が広がる。

北長門国定公園の眺望を満喫!
高山山頂にて

高山山頂には夏草の中に旧軍の監視所建物が目立つ。 この監視所の上に上がると、360度の大展望が広がる。北長門国定公園の眺望を二人締めだ。 青い海と青い空の暑い夏を満喫する。
開放感たっぷりのこの景観を私は大好きになった。今度は真夏でない時に来ようと決める。
下山は車道まで来た道を戻る。

「波の橋立」と長門市の展望。
「波の橋立」は地理用語で砂嘴であり、囲まれた青海湖はラグーンと呼ばれる。

炎天下、車道をひたすら歩く!
車道に戻ると、これからはひたすらの舗装道路歩きだ。炎天下の車道歩きはしびれる。 響き渡る蝉の声を聞きながら、ひたすら歩く。
キャンプ場を過ぎ、田んぼが見え始めると、目の前にHさんの車が見えた。 先に下ったHさんが迎えにきてくれた。
炎天下で暑かったが、海岸の山はやはり夏が似合うようだ。
真夏の青海島アルプス縦走を満喫した山行であった。
*青海島アルプスは私が勝手に呼んでるだけで一般的ではありませんのでご了承ください。


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