長門の名峰・一位ガ岳(山口県)
〜河内神社から一位ガ岳の往復〜

【山行日】 2004年8月27日(金)  天気:曇り
【コース&タイム】 河内神社P(11:17)〜林道終点(11:28)〜鞍部(12:08-12:15)〜一位ガ岳(12:30-13:08)
〜鞍部(13:20)〜河内神社P(14:12)  【行動時間】約3時間
【主なピーク】一位ガ岳:672m
【駐車場】河内神社の脇 【メンバー】山童の会
【利用温泉】油谷温泉・楊貴館 【地図】「俵山」2.5万分の1

 アプローチ

河内神社前の登山口
中国自動車道・小月ICで降り、菊川町、豊田町を経由して俵山温泉へ向かう。 俵山温泉から左折し油谷方面への峠越えの道を行くと、右手に登山口の目印となる河内神社がある。神社と言っても、小さな祠があるだけであるから、うっかりすると見逃してしまう。峠に続くクネクネ山道になったら、既に河内神社を通り過ぎているので引き返そう。
一位ガ岳登山口の標識はない。黄色いガードレールにマジックで「一位ガ岳登山口」と落書きされているのが目印となる。 祠の横にはイチイ樫がある。河内神社の横の空き地と車道脇に車は数台程度駐車可能である。
 河内神社から一位ガ岳へ出〜発!

左手の舗装道路を入って行く。
登山道は黄色いガードレールのカーブを左手の舗装道に入って行く。目の前の奥に、目指す「一位ガ岳」のピークが見える。
天気は曇り空だが、時折、陽も射し蒸し暑い。見上げると山頂付近も時折、雲がかかっている。展望が自慢の山だけに、山頂ではガスが晴れることを期待する。
舗装道を5分ほど歩くと、左手に最後の民家「山本家」がある。

杉や檜の山道となる。
最後の民家が終わると、舗装道は終わり、登山道らしくなってくる。
林道終点を過ぎ、少し行くと堰堤に着く。堰堤の手前から右手に上る踏み分け道があるが、これはたぶん堰堤ができる前の昔の道であろう。いずれにしても、先で登山道と合流する。
堰堤の先から、沢を横切り山道らしい登山道が始まる。

沢添いの道は気持ちいい。
ここからは沢添いの道をしばらく進むことになる。
右手に杉や檜の植林、左手に自然林を見ながら、沢音を聞きながらのんびりと登って行く。
丸木橋などで沢を何度か横切る。
途中、沢添いで休憩する。

沢を分かれて急坂を登る。
しばらく沢添いの道を行くと、漸く沢と分かれる。
沢から分かれると、傾斜は少し急になるが、すぐに目の前が明るくなり、カヤをかき分けると鞍部へ出る。 蒸し暑くて、既に汗が噴き出る。

稜線の鞍部にて。
この鞍部では電波塔からの道が右から合流する。隣の電波塔までは車道が通っているらしく、10分足らずでこの鞍部にこれるらしい。
鞍部でしばらく後続を待つ。遅いなあと思っていたら、途中でお腹がすいたらしく行動食を食べていたらしい。
鞍部にはご丁寧に「まだまだ先は長い」の看板があるが、ここから山頂までは10分程度である。

急登を振り返ると、電波塔が見える。
鞍部からはかなり急な登りとなる。直線的な登りで、滑り易いので注意しよう。雨の日は登りたくない道である。
急登に喘ぎながら、後ろを振り向くと、隣の電波塔への山並みが見下ろせる。もう少し、天気が良ければ、遠くまで見渡せるであろう。

一旦、緩やかになった後、再度、急傾斜にあえぎ、カヤをかき分けると、広々とした山頂に飛び出る。

山頂は広々としているが、生憎のガス。
カヤが刈られた山頂は開放感があり広々としているが、生憎、ガスがかかり、回りは何も見えない。天気が良ければ、長門の青海島などの海岸も見渡せるらしいが、今回は真っ白。

それよりも気になったのがダニである。ヤマケイ分県登山ガイド「山口県の山」では、「山頂では迂闊に腰を降ろすとダニの大群に襲われる。」と記載されている。 このことが気になり、山頂に着くや、皆でズボンを確認すると、なんと小さな赤いダニがいっぱいズボンに蠢いている。よく見ないと見逃すほど小さいが、ダニは本当だった。手で何度も払い落とす。ただ、メンバーに半ズボン姿がいたが、ダニに噛まれるような被害はなかった。

立ったままでの昼食。
そういうわけで、山頂での昼食はほとんどのメンバーが立ったままの食事となった。
天気が良ければ、天井ガ岳、華山、狗留孫山などの周囲の山々や、北長門国立公園の眺めが期待できるのだが、今回は残念。いつか、リベンジと思うが、もしかしたらもう来ないかもしれない(笑)。

展望もきかないので、昼食後、早々に下山する。下山は往路を戻る。

油谷温泉・楊貴館

下山後は油谷温泉の「楊貴館」でゆっくり温泉に入りました。この日は我々はこの楊貴館に宿泊予定でしたが、宿泊者じゃなくても温泉だけでも入れる(1000円)ようです。
油谷湾の夕景を見ながらの温泉は最高の気分でした。


Home=山でいっぷく!