東鳳翩山。非常に難しい名前の山である。そしてその読み方は「ひがしほうべんざん」である。
東鳳翩山は山口市を見下ろす展望がすこぶる優れる山であり、山頂付近は樹木が少なく草原状の明るい尾根道である。 登山道は自然歩道としてよく整備されており、展望といい家族連れハイキングにはもってこいの山である。
一度は是非訪れることを推奨したい山である。そして下山後は西の京散策、湯田温泉もいいかも。
東鳳翩山<ひがしほうべんざん>(山口県)
〜 錦渓湖−ナマナマコース−東鳳翩山−二ツ堂コース−錦渓湖 〜

【山行日】 2004年4月17日(土)  天気:晴れ
【コース&タイム】 錦渓湖(10:08)〜錦渓の滝:雄滝(10:33)〜尾根道合流(11:13)〜
東鳳翩山(11:54−12:45)〜二ツ堂コース〜林道車道(13:38)〜錦渓湖(13:52)
【行動時間】約3時間45分
【主なピーク】東鳳翩山:743m
【駐車場】錦渓湖運動公園P 【メンバー】山童の会
【利用温泉】湯田温泉 【地 図】「山口」2.5万分の1

 アプローチ(北九州から山口へ)

錦渓湖の駐車場
小倉東ICから高速へ乗り、関門橋を本州へ渡る。
小郡ICで高速を降り、R9号を山口市へ向かう。
山口市は山間のこじんまりとした緑が多くて、とても綺麗に整備された街であり、とても県庁所在地とは思えないほどだ。 その街の中心部から県道62号を左折し「21世紀の森」方向へ向かう。車で少し走ると、すぐに集落が少なくなり、とても市内とは思えないほどだ。

しばらくすると左手にダムである錦渓湖が見えてくる。湖の脇には運動場もあり、既に野球の練習試合が行われていた。その錦渓湖の脇の広い駐車場に車を止める。
 登山開始

錦渓湖から車道を登山口へ
春爛漫の陽気である。
鮮やかな色のツツジが咲く車道を登山口へ向かう。
しばらく車道を歩くと、右手に「萩往還の石畳道」に出会い、山口県の歴史を感じる。今回、この道は歩かないが思わず歩いてみたくなる道である。 「萩往還」を右手に見ながら車道を更に入っていく。

車道の突き当りから、コンクリートの橋を渡り山道へ入る。途中、雌滝への分岐を見送り、数分で、錦渓の滝(雄滝)に出る。落差が非常に大きい滝であり、その前には滝見の小屋がある。夏はここで滝でも見ながら涼むと気持ちいいだろう。

登山口の横にある「萩往還の石畳道」

錦渓の滝へ向かう

「錦渓の滝」の滝見小屋にて
落差がある滝であるが、この時は水量はあまり多くなかった。しばらく滝の前で涼む。

登山道は滝見小屋へ降りる手前から急な登りに取り付く。杉林の斜面の山道らしい道になる。

ここからは何度と沢を横切りながら、しばらく山道を登っていくと、二ツ堂からの尾根道に合流する。
昨夜の二日酔いがたたったせいか、ここでダウン寸前。ボッカトレの荷物が余計であったが、仕方が無い。自業自得である。最後尾をゆっくり行く。
ここからの道はしっかりした自然歩道であり、杉林と自然林が混じる樹林の中の道を登っていく。

雄滝から杉林の斜面を登っていく。

二ツ堂からの自然歩道に合流する。

主尾根鞍部。広々として明るい。
しばらく行くと樹林帯を抜け、開けた明るい広場へ出る。主尾根鞍部である。ここを右に行くとショウゲン山方面行くことができる。山頂へは左手への開けた階段道を行く。

今までが樹林帯の中であったせいか、開放感抜群で気分もよくなる。回りの木々の新緑も陽に光り輝きとても綺麗だ。
ここへきて、漸く昨夜の酒が抜けてきたようで元気が出てきて足取りも良くなるが、山頂は既に目の前である。

開けた尾根道はとても気持ちいい。

回りの山々も見渡せる。

目の前に開けた山頂が見えてくる。
このあたりの道は開放感抜群でとても気持ちいい。広々とした自然歩道を新緑と回りの景色を見渡しながら気分よく登る。
気のせいか登山者の数も一段と多くなったようだ。気分爽快に進むと、目の前に開けた山頂が見えてきた。 山頂に沢山の人が立っているのが見える。

山頂付近は高い木々がなく、広々と見渡せる。

展望抜群の山頂
山頂は360度のさえぎるものがない大展望である。立派なケルンに山頂標識が立っている。広々とした山頂で、木製の椅子・テーブルもあり、多くの登山者が弁当を食べている。
春霞であまり遠くまで見えないが、眼下に西の京の山口市が見下ろせる。山頂の草地に座り、少し暑い春の日差しを浴びながらビールで乾杯。沢山の登山者で山頂は大賑わいだ。
隣の西鳳翩山への縦走路が登山欲をそそる。

山頂は多くの登山者でいっぱい。

眼下に山口市を見下ろしながら昼食。

山口市を見下ろしながら焼きソバとビールで乾杯。
下山は来た道を引き返し、二ツ堂方面へ下る。新緑と展望の素晴らしい山であった。

下山後は早速、山口市観光へ変身である。西の京を言われる山口市は見所が多い。瑠璃光寺をゆっくりと回り、その後、ザビエル教会へ行ってみた。
そして、最後は湯田温泉で疲れをとった。

山口県の山は標高は低いが、展望がいい山が多く、楽しめる。最近は年に数回は山口県の山に行くのが楽しみだ。


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