花尾山(はなおざん:669m 山口県)
〜 市ノ尾からの往復 〜
山行日 2006年2月19日(日)曇り
コース&タイム 市ノ尾林道最奥部登山口(9:50)→尾根(10:24)→花尾山頂(10:40-58)→市ノ尾林道登山口(11:28)【行動時間】約2時間40分
アプローチ 苅田町(6:50)→下関(8:10)→R2号→小月→33号→美祢→316号→市ノ尾林道最奥部(9:50)
主なピーク花尾山(669m)
駐車場市ノ尾林道最奥駐車場 メンバーT,K


市ノ尾バス停を右折し、橋を渡りすぐ左折する。
アプローチ

山口県の山は標高は低いが、展望のすぐれる山が多く、私は意外と好きな山が多い。 今回は久しぶりにKさんと二人山行となった。
今回は時間にゆとりがあるので、高速を使わずに下関から国道2号で小月へ向かう。 美祢市からは316号を北上し、道の駅「おふく」で休憩する。 ここは於福温泉(\400)もあるので、登山帰りに利用するのもいいだろう。 目の前がJRおふく駅なので、駅の前の「道の駅」というのもおもしろい。

右にまっすぐ進み、市ノ尾川に沿って
左に回りこむように林道を山へ入っていく。
大ケ峠のトンネルを抜け長門へ下っていくと「花尾山登山口」の標識が 現れるので、そこを右折し市ノ尾川にそった道を進む。 市ノ尾バス停を右折し橋を渡り、左折して集落の中を通って道なりに上がっていくが このあたりから標識がなくなり道の分岐も多く非常にわかりにくい。 ちょうど道の横の畑におばあさんがいたので道を尋ねるとしっかり教えてくれて助かった。 89歳のおばあちゃんらしいが元気に畑仕事をされていた。

林道最奥部が登山口となる。

市ノ尾林道最奥部登山口

分岐を道なりにまっすぐ川にそって進んでいくと植林杉林の林道をなる。 林道は狭いが舗装されており、市ノ尾川に沿ってグングン進んでいくと、突き当たりが 登山口となる。車は数台駐車可能である。帰りに備えて方向転換しておいたほうがいい。
右手に沢を渡る丸木橋があり、これを渡って登山道へ入る。

丸木を渡って登山開始

沢沿いの登山道を行く

丸木を渡って登山道へ入る。沢沿いの道を何度か渡りながら登って行く。 最初は杉の植林帯の道であるが、次第に自然林に変わってくる。 登山道は地元の人達によって綺麗に整備されており、登山道の途中では地元大畑小学校の生徒による立派な標識が案内してくれる。 途中、炭焼き地の跡あたりに大きな杉があった。「おとずれ杉」という名がつけられていた。

植林帯から自然林に変わってくる

沢には小さな滝もある

登山道には地元小学生の標識があり助かる

その名も「おとずれ杉」

尾根に出て漸く展望が開ける
尾根から山頂へ

沢から別れ、自然林の中を登りつめると明るく開けた尾根に出て、漸く回りが見渡せるようになる。 ここを右に曲がると、いよいよ山頂への急登が始まる。

山頂への急な登りが始まる
ここから山頂まではひと登りであるが、かなりの急斜面である。 ただ、大きな木々はなく、草原状で非常に展望がいい。 急なだけに高度をグングン上げていく。 息を整えようと振り返ると、目の前の少し向こうに秀麗な山容の「桂木山」がよく見える。 偶然にも山の中腹に雲がかかっており、それがとても神秘的だ。
写真を撮っていると、前を歩いていたKさんの姿があっという間に小さくなっていく。 最近は山頂近くで置いてきぼりをくらうことが多くなった。

雲海の上に秀麗な桂木山が見える

山頂前の最後の急斜面

山頂には二つの祠がある。
広々とした明るい山頂

約15分の急斜面に喘ぐと、開けた山頂に飛び出る。山頂は綺麗に草が刈られており、広々としてとても明るい。 その草原状の山頂に石積みの祠が二つあるのが特徴的だ。その石積みの上に上がるとまさに360度の大展望である。
展望がよく人気があるのか、かなり登山者が多く、ちょうど昼時なので皆さん、弁当を広げて楽しんでいる。 地元に人に親しまれている山であるのがよくわかる。

展望は抜群!秋吉台方面を眺める。

山頂標識の向こうに青海島方面の山々が見える

弁当を食べながら展望を眺める登山者
山頂からは360度の展望で、青海島方面の高山もよく見える。とても気持ちいい山頂である。 我々もここでゆっくりと昼食としたのだが時間が中途半端なので、今回は一気に下って、次の「雁飛山」へ向かうことにした。
下山は往路を戻る。


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