今年の冬はよく雪が降る。1月下旬にも再び寒波が来た。里から見る平尾台はかなり白くなっている。雪景色でも楽しもうと、しんでんさんと一緒に雪の平尾台散策に出かけた。

【散策日】2004年1月24日(土)

【天気】曇りのち雪

【コース】茶ガ床〜大平山〜吹上峠〜地蔵堂〜牧道〜茶ガ床

【散策時間】約3時間半

【同行者】しんでん

◆茶ガ床園地にて
茶ガ床園地は一面真っ白であった。何組かのファミリーがソリや雪だるま、そしてカマクラ作りなどで楽しんでいた。
茶ガ床園地の展望所から、平尾台の南部の見晴台、三笠台、龍ガ鼻方面を見渡す。
茶ガ床園地の桜並木も雪景色の中で、いつもの平尾台の光景とは違った雰囲気を感じさてくれる。 ◆茶ガ床から牧道を西に向かう
積雪は5−10cm程度。白くなった牧道を歩いていき、途中から右手の草原の中へ入って行く。
草原に露出した石灰岩のピナクルも白い綿帽子をかぶっている。 いつもは白いピナクルが黒く見えるのがおもしろい。 ◆牧道から北へ登っていく。
草原に佇む冬枯れの木が幾何学的に綺麗だ。大平山へ向かう散策路へ向かって斜面を登っていく。振り向くと平尾台の集落が見える。
◆散策路へ合流
大平山へ向かう散策路に合流する。辺りはうっすらと雪景色の草原が広々と広がる。
◆散策路を大平山へ向かう。
後ろを振り返ると、雪化粧の桶ガ辻の山がまた違った迫力の姿で見える。
大平山へ向かう道は真っ白に雪で覆われている。向こうに樹木に覆われた大平山の頭が見える。 登るにつれ、雪がだんだん深くなる。
◆大平山直下にて
大平山に近づくにつれ雪が深くなり、またその雪はサクサクとして心地よい。ピナクルも白い綿帽子が気持ち良さそう。
足跡のない雪原に入ると、この辺りで積雪は20-30cm程度だ。
四方台方面から歩いてきたご夫婦が目の前を歩いていく。今回、このご夫婦以外には誰も出会わなかった。 大平山は頭部が樹木に覆われており、雪原の向こうにその姿が見える。誰も歩いてない雪原が綺麗だ。
◆大平山山頂にて
大平山山頂付近へ上がると、眼下に平尾台の集落が見えてくる。
東方を振り返って見ると、草原の向こうに平尾台を取り巻く、桶ガ辻から天狗岩へ山並みが見える。
◆大平山から吹上峠へ下る。 吹上峠への広い防火帯を下る。滑りやすいので注意が必要だ。途中で、先を行くご夫婦を抜く。 ◆吹上峠にて
吹上峠から大平山を見返すと、白くなった防火帯が目立つ。
◆平尾百仏にて
吹上峠の近くにある平尾百仏を覗いてみる。ここには、以前、平尾台に散らばっていた石仏が集められ安置されている。
底部に竹林が生えているドリーネ
◆牧道を茶ガ床へ戻る。
吹上峠からはしばらく車道を行き、途中から牧道で茶ガ床へ戻る。途中で雪が激しくなり、回りが見えなくなってきた。
白い草原に白い風が吹き抜けていた。

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