白川の里から 今週の1枚

No.490 大晦日の灯り 〜鋤崎・貴船神社 苅田町
白川
2015年の大晦日の夜、苅田町鋤崎の貴船神社の参道が竹の灯りで照らされた。 区の役員さん達が、少しでも参道を明るく照らそうと準備してくれたものである。 ここ貴船神社は鋤崎区を見守ってくれる氏神様であるが、毎年、大晦日の夜は役員さん達が境内の横で焚き火の暖を起こしてくれ、 そして年明け後の除夜の鐘を聞きながらの参拝者を迎えてくれるのである。
昨年の大晦日は私も23時頃にお宮に行った。参道の階段が見えてくると、その階段の両側に竹灯篭の明かりが連なっていた。 竹灯篭といっても、切った竹の中にローソクを入れた実にシンプルな灯篭である。 シンプルであるが、ローソクのオレンジ色の灯りはとても温かく迎えてくれる。 階段を上がると、灯篭は境内へと続いていた。 先ずは、一年のお礼と来年に向けてのお願いのお参りをする。 境内の焚き火の回りで役員さん達がお神酒で迎えてくれた。 大晦日の夜、焚き火の元でのお神酒は実に美味いのである。 空を見上げると星がまばたいており、例年になく、いい天気で比較的暖かい大晦日である。 そして、午前0時、年が明けた。2016年元旦の到来である。 周りから、「明けましておめでとうございます!」の声がかかる。 しばらくすると、区の人達がお参りにあがってくる。
いよいよ、2016年、申年が始まった。今年も皆様が元気で素晴らしい一年でありますことを祈ってお宮を後にした。
準備いただいた役員関係者の皆様に感謝いたします。
Taka記、撮影:2015年12月31日


▲ 参道階段の両側に飾られた竹の明かりが続く

▲ 竹灯篭の素朴な灯りは静かで穏やかな雰囲気だ。


▲ 鋤崎貴船神社

▲ 境内の横で焚き火で暖をとる。

▲ 焚き火を囲んで、皆で新しい年を迎える。

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