白川の里から 今週の1枚

No.483 夏のくじゅうへ 〜ノリウツギ咲く頃に〜 くじゅう
今年の夏は梅雨が長く、結局、梅雨が明けたのが7月下旬であった。 そして梅雨が明けた途端に、35℃を越えるようなうだるような猛暑の日々が続いている。
夏のくじゅうは気持ちがいい。なにしろ九州本土でもっとも標高が高い1700m以上のピークが連なるので、平地に比べ気温が低い。 高度差100mにつき気温が0.6℃下がると言われているので、平地に比べて、くじゅうの山では約10℃も低いのである。 くじゅうには毎年何度か行くが、特に真夏の時期は夜が明ける前に登り始め、山頂付近で朝日を見るという登山が好きである。 深夜に歩き始める時には肌寒いほどで、そして陽がだんだん高くなる8時前に下山するとあまり暑くなく快適な登山ができる。

今年は趣向を変え、夜が明けてから登ることにした。コースは、標高差も少なくどこからも展望が優れる牧ノ戸峠から中岳・天狗ケ城へ行ってみることにした。 朝日が昇った後、空が次第に青くなり山肌の緑が輝いてくる光景が好きだ。 7月下旬、くじゅうの山肌がノリウツギの白い花で覆われる。こんなにノリウツギが多かったのかと思うほどだ。青い空と白い雲、そして山肌を染めるノリウツギを見ていると、くじゅうに夏が来たことを実感する。 天気はほぼ快晴であった。天狗ケ城、中岳の山頂からは阿蘇五岳や祖母山系、由布岳など遠くの山々がよく見えた。ピークを踏んだ後、久しぶりに御池を一周してみた。中岳の御池は山肌の緑が映ってるかのように深い緑色であった。 陽が高くなり、次第に暑くなってきたのでそろそろ下山する。登山道は若者や子供連れなど多くの登山者で賑わっていた。 ノリウツギとともにくじゅうの夏が始まる。 Taka記、撮影:2015年7月下旬


▲ 指山の山頂付近から登るご来光(黒岩山東屋付近から見る)

▲ 西千里ケ浜に向かう途中の標識と星生山。
牧ノ戸峠から久住方面へ向かうこのコースは明るくて展望がいいので、くじゅうで一番の人気ルート。
最初から登山道の周囲は白いノリウツギが迎えてくれる。

▲ 西千里ケ浜を行く。
ここからは目の前に星生崎(左)と久住山(左)のピークが見えてきてウキウキしてくる。

▲ 西千里ケ浜の東端から見る「久住山と祖母山系(右)」。
この方角から見ると久住山は綺麗な三角錐の山容がそびえている。

▲ 久住非難小屋前の広場から、雲海に浮かぶ「阿蘇五岳」を望む。

▲ 久住別れから望む久住山

▲ 中岳へ向かう途中から振り返る。
白いノリウツギの向こうに久住別れから星生山が見える。

▲ 天狗ケ城への登りの斜面から御池を見おろす。
梅雨の雨をたたえた湖面が静かに佇んでいる。御池の向こうに稲星山が顔を出す。

▲ 天狗ケ城の山頂にて。
ここからは360度の大展望である。向こうに星生山(左)と湧蓋山(右)。

▲ 天狗ケ城山頂から見るノリウツギと三俣山。

▲ 中岳へ向かう鞍部から見る天狗ケ城とノリウツギの群落。

▲ 中岳山頂にて。
九州本土最高峰。 ここからも360度の大パノラマの展望が広がる。

▲ 中岳山頂から望む「池の小屋と阿蘇五岳」。
涅槃像が綺麗に横たわっている。

▲ 中岳山頂から見る赤ザレた稲星山とその向こうに祖母山。

▲ 中岳鞍部から池の小屋へ向かう途中から見る天狗ケ城のピークとノリウツギ。

▲ 御池の縁から見る天狗ケ城とノリウツギ。
風もなく静かな湖面に天狗ケ城の山容が映りこみ、とても綺麗だった。

▲ 今回の主役のノリウツギの花。
この時期、くじゅうの山肌は一面のノリウツギで埋め尽くされる。

▲ 帰りに西千里ケ浜にて、くじゅうを振り返る。
登山者が続々と登っていくを見ながら、牧ノ戸峠へ戻った。

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