白川の里から 今週の1枚

No.479 白川の皆作祭り 福岡県苅田町白川
我が家の田植え(早生品種:元気つくし)は6月13日に終わった。 極早生水稲「夢つくし」がほとんどの白川地域で、最も遅い主食用米の田植えだった。
そして今年も、我が地域(白川:稲光)にある国崎八幡神社で平成27年6月21日(日)の午後4 時から皆作(かいさく)祭りが行われた。 皆作とは、無事、一連の田植えが終わり、みんなの労苦をねぎらう古くからの行事 で、「さなぼり」とも言われる。お宮の宮司さんの祝詞で始まり、直会(なおらい、 食事会のこと)をするのである。神事の御神酒と美味しいお弁当を村の長老等と共に いただいた。
私は田んぼに植えられた苗の上を吹き渡る風のさわやかさがこの上なく好きだ。春田 耕し、草刈り、村の共同の水路掃除、代かき、田植え、植えつぎ等の一連の作業が あっての皆作祭りなのである。 美味しいお酒とお弁当をいただいた後は、歩いて家まで帰った。
帰る途中に川原の土手に「ヒメジョオン」の群落がさわやかな風に揺れていた。夕日に映えた田んぼの稲 も風にそよぎ、秋の豊作を願っているようだ。何ともすがすがしい皆作祭りであっ た。 こんな小さな祭りが末永く続いてほしいものである。
  (Take記、撮影:2015年6月21日)

国崎八幡宮鳥居

稲光の国崎八幡宮

お宮に集合(その前にお賽銭)

祝詞上げの後、田植えお疲れ様(御神酒をいただく)

当日のお弁当

弁当を食べながら皆と語らう

今年も田植えが無事に終わったねえ

田植えが終わった後の酒は美味しいねえ

「ヒメジョオン」の群落がさわやかな風に揺れていた

田植えが終わって約10日の水田

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