今週の1枚

No.413  白川の小さな祭り行事「お宮座」  〜福岡県苅田町白川〜

公民館の〆縄張り


しめ下ろし(公民館)


ここ白川稲光の国崎八幡宮において、平成24年度の「お宮座」が厳かに執り行われた。
4年前にお宮座を紹介した時、ここ稲光区は65件ほどの集落と紹介した。 あれから少し減って、60件前後となり確実に高齢化が進んでのお宮座となった。 一週間前の11月25日に「しめ下ろし」、12月2日が本番の「お宮座」であった。
「しめ下ろし」当日は、午後1時に当番組の男衆が集合して、神殿の掃除や公民館で笹やしめ縄等で「しめ下ろし」のための飾り付けを行った。 女性は3時から集合して公民館の掃除や「しめ下ろし」の直会(なおらい)の準備を行った。 夕刻6時から公民館で宮司の祝詞の後、次の座元への御幣渡しを行い、簡単な直会(なおらい)があった。
そして12月2日、本番の「お宮座」当日は、いささか寒く、曇天であった。 朝6時から弊差し(組長)と穀選り(ごくより)と呼ばれる3人の男達が神様に供えるモチやオコワをこしらえ、 10時より公民館からお宮へ、お供えのモチ、オコワ、牡蠣、みかん等を幣差しを先頭に運んだ。 拝殿では穀選りが13人の神様のためのお供え物の支度を行ったのち、10時30分頃から一番重要な祭典が始まった。
  その後、公民館において区民総出の楽しな直会(つまり宴会)が始まった。 直会では、あちこちでにぎやかな声が飛び交い、一年の苦労をねぎらった。
  このお宮座は、区民の小さいが大切なお祭りである。 今後、高齢化がさらに進むであろうが、どうにかしてこのお宮座を残したいものである。 このお宮座が終わると本格的な忙しい師走が始まる。 一年総まとめの12月。気を引き締めて、本年のまとめをしっかり行おうと心に誓った。
Take記、撮影:2012年11月25日、12月2日

【お宮座に関する過去の記事】
2008年:お宮座 〜稲光〜
2004年:お宮座 〜鋤崎〜

しめ下ろし(お神酒)


穀選り餅つき


準備完了(神様へのお供え物)


神様へのお供え


拝殿での祝詞


女性陣の奮闘(裏方さん)


女性陣の奮闘(お給仕)


直会の食事


楽しい直会


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