今週の1枚

No.407  ゴマの花  〜苅田町白川〜

ゴマ(胡麻)の花。ピンク色で筒状の比較的大きな花である。


背丈は1m以上は軽く越え、背丈ほどなる。


日曜日の夕方、いつもの散歩道を歩いていると、畑で作業をしていた近所の人が「ゴマの花が咲いてるけど見たことあるね?」と声かけてくれた。 ゴマというとご飯にかける「ふりかけ」や「ゴマ塩」に入っている黒や白の小さな粒しか思いださないが、そう言われるとゴマの花とは考えて見たこともなかった。 と言うより恥ずかしながらゴマの植物自体を見たことがなかった。確かにゴマは種子であるのでその花と果実があるはずである。ゴマの花とは一体どんな花なんだろう、そしてゴマが取れる果実はどうなってるのだろうと興味深々で畑の中に入って行った。
頭の中にあるゴマの粒は小さいので、なんとなく小さな植物を想像していたが、目の前に現れたゴマ植物は私の背丈ほどもあり予想以上に大きな植物であるのに驚いた。 そしてその花はピンク色で大きな筒状の綺麗な花であった。
花は下から上に向かって咲いていくらしく、既に花はかなり上部に咲いており、その下の茎には果実が縦に並んでビッシリついていた。 その細長い果実の1個の中にはゴマ(胡麻)になる種子が40粒ほど入っているらしく、割っては見なかったが、果実の中には種が10粒ずつ縦に4列に入っているらしい。
なるほど、ゴマの花と実はこのようになっているのかと非常に勉強になった。いつも食卓でいろいろな料理で見ている小さなゴマからは想像できなかった。

いつも食べている身近な野菜が、実際はどのような姿であるのか意外と知らないことが多い。それが茎になるのか、地面の中にあるのか意外と知らずに過ごしているものである。 先日、我が家を訪れた友人の一人が、我が家の庭先の畑のオクラを見て、「オクラがなっているところを初めて見た。」と興味深く言っていたのを思い出した。 オクラの花も意外と大きくて綺麗であり、その実が上に向かっているのを知らない人も多いようだ。野菜もよく見ると実におもしろい。
Taka記、撮影:2012年8月26日

花は下から上に咲いて行くので、花の下には大きな果実がついている。


細長い果実1個の中には40粒の種が入っているらしい。


オクラの花と実

TOP(白川の里)へ戻る 散歩道のTOPへ(過去の写真)