今週の1枚

No.397  2012年等覚寺の松会  〜福岡県苅田町白川〜


松柱の上の施主の照本さん


2012年4月15日に今年の「等覚寺の松会」が行われた。毎年、4月の第3日曜日に等覚寺の松会の本行事が行われる。 ここ数年、この日は友人達と一緒に白川の里の西部公民館から会場の等覚寺白山多賀神社までのんびりと歩いて登っていたが、今年は熊本から来た友人と二人で無料バスを利用して登ることにし、 折角なので午前中は等覚寺から青龍窟、鬼の唐手岩散策し、昼前に松会会場へ向かうことにした。
西部公民館発が9時過ぎと比較的早い時間であったせいか、バスは比較的空いていた。 当日の天気は快晴。西部公民館を出発すると、バスの窓からはのどかな田園風景が広がる。レンゲの田んぼの向こうにこれから向かう等覚寺の山が見える。 山口区を過ぎるとバスは等覚寺への山道に入る。カーブを曲がりながら高度を上げて行く。途中の等覚寺北谷の棚田は道沿いに菜の花が咲き、のんびりとした春の棚田風景は実にのどかで気持ちいい。 約20分でバスの終点に到着。青龍窟、唐手岩を歩いて散策した後、昼前に白山多賀神社へ向かう。 松会行事は正午頃から始まる。玉串奉納、獅子舞、鬼会、種まき、田打ち、田植え、楽打ち、まさかり、長刀と各行事が順番に進んでいく。今年も流鏑馬はなかった。
15時前、クライマックスの幣切り行事が始まる。今年の施主は照本さんである。 大きな御幣を白いタスキで背負い、腰に刀をさして、高さ33尺(約11m)の松柱をよじ登る。 大カズラを掴みながら柱の頂上に立つ。祈祷文を読み、御幣で天地四方を祓い清めた後、いよいよ幣串の竹切りである。 松庭を囲んだ沢山の観客が固唾を呑んで見守る中、施主が大きく刀を振りかざした瞬間、バシッっと太刀の音とともに切れた竹が下に落ちて行く。 見事に一刀両断!今年も豊作と出た!切り落とされた白い御幣が松庭に舞い落ちて行く。 そしてその松庭の隅で松柱の上の施主をじっと見守るお父さんの姿が印象的であった。
松会関係者の皆さん、会場へ訪れてきてくれた皆さん、本当にお疲れさまでした!
今年は送迎バスでの様子を重点に紹介します。

Taka記、撮影:2012年4月15日

幣切り行事。緊張の瞬間。


見事、一刀両断!今年も豊作間違いなし!


松柱の上の施主を最後までじっと見守る父の姿・・・


お田植え、楽打ち行事を終えた白川小学校3,4年生



西部公民館に集合


送迎の無料バスに乗る


バスはピストンで等覚寺まで運んでくれる


車窓からは白川ののどかな田園が広がる


レンゲの田んぼを見ながら等覚寺へ登って行く


車窓から見る等覚寺の棚田


のどかな等覚寺の棚田の風景


白川の里が眼下に見えてくる


約20分でバス終点へ到着


バスを降りて約5分歩くと白山多賀神社である


注連縄をくぐり白山多賀神社の森へ入る


等覚寺の松会の青い旗が迎えてくれる


白山多賀神社は厳かに木々に囲まれている


先ずは本殿に参拝する


参道には露店が出ている


松会行事が行われる会場の「松庭」


今年も元気に楽しく松会を見ることができました!


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