今週の1枚

No.392  英彦山・四王寺の滝  〜福岡県添田町〜

先日、英彦山の四王寺の滝がテレビで紹介されたらしい。 残念ながら私はTVを見ることはできなかったが、それ以来、英彦山の四王寺の滝は大勢の登山者で賑わっているらしい。
四王寺の滝の存在は英彦山関係者の間では以前から知られたのであろうが、私が知ったのは数年前からネットでその写真がちらほら出始めた頃からである。 英彦山の幻の滝などの名称で写真が紹介されていた。ただ、場所の紹介については秘密にしていたり、一部ではGPS軌跡も掲載されていたりとまちまちであった。 その冬期の四王寺の滝の氷結ツララは写真で見るとかなりの迫力があり、誰もが実際に見てみたいと思うほどであった。 そんな四王寺の滝がTVで紹介され、また同時に滝へのルートの公開された。 登山道から滝への入口もきちんと表示され、また滝へ向かう谷沿いの道も赤テープなどで表示されてルートが整備された。 それ以来、多くの登山者で賑わっているらしかった。 そろそろ登山者のほとぼりも冷めた頃だろうと思い、先日、今年最後と思われる寒波が到来した週末に訪れてみた。 ちょっと遅い10時半頃、別所駐車場へ着く。駐車場はガラ空きで拍子抜けであった。 11時過ぎ、出発。奉幣殿でお参りし、玉屋神社方面への登山道を行く。積雪は10cm程度。昨年に比べると雪が少ない。 鬼杉へ分岐を左にとるあたりから他の登山者に出会い始める。私の出発が遅かったせいか、滝見物を終えて下山する多くの人達とすれ違った。 衣ガ池の滝への入口には「四王寺の滝」の表示がしてあり分かりやすい。滝へ向かう谷の道は赤テープがしっかりあり迷うことはない。 ただ岩がごろごろしているので滑らないように注意が必要だ。私が登っていると次々に下山してくる登山者にすれ違い、滝の人気ぶりが伺えた。 中にはバス一台の団体パーティもいた。
谷を登りつめて行くと目の前にツララの壁が現れる。見事に氷結した四王寺の滝である。 始めて訪れた人は、先ずはこの景観を見た瞬間、「おおっ!」と声をあげる。 滝はかなりの高度があり見上げるとツララの幕がかかっているようだ。上部の落ち口からは水が滴り落ちてくる。 いつ上から氷の塊が落下してくるかわからない。滝の下近傍へは近づかないほうが無難である。 続々と登山者が登ってくるので、写真を数枚撮り下山した。
おかげさまで、今回、見事な氷結の四王寺の滝を見ることができた。 冬の英彦山にまた一つ名物ができ、これからも訪れる人が多くなるだろう。 今回、滝の存在をきちんと公開し、表示などルートを整備いただいた英彦山関係者の皆様に感謝したい。
Taka記、撮影:2012年2月18日


別所駐車場


参道の石段を登り奉幣殿へ向かう


奉幣殿でお参り


奉幣殿の上から玉屋神社方面(右)へ向かう(2012/1/3撮影)


鬼杉と玉屋神社の分岐。左へ向かう。


滝への入口。衣ガ池分岐。左の谷へ入っていく。


入口には四王寺の滝の標示がされている。


赤テープの沿って谷を登っていく。足元に十分注意必要。


谷を登りつめると目の前に氷結の滝が現れる。感嘆の瞬間!


見事な滝の氷結ツララ。
氷の塊の落下があるため滝の下には近寄らないほうが無難である。


参考タイム:別所駐車場〜(20分)〜奉幣殿〜(20分)〜鬼杉分岐〜(12分)〜衣ガ池分岐〜(30分)〜四王寺の滝


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