今週の1枚

No.381  苅田山笠2011    更新日:2011/10/23


14基の山が勢ぞろい(13時過ぎ)



突き当てが始まる、喧嘩山笠(15時過ぎ)


毎年、10月の第一日曜日、苅田山笠のメインイベント神幸祭が行われる。
2011年10月2日、私も久しぶりに神幸祭を見に朝から会場である苅田町役場に出かけた。 苅田山笠というと、山と山をぶつけ合う「喧嘩山笠」として有名であるが、各地区の山が街を移動し、会場である苅田町役場へ集結してくる姿もまた見ごたえがある。 当日の朝、各地区から14基の山が苅田町役場へ集合してくる。その姿が見たくて昼前に会場へ出かけた。 11時前に会場へ行くと、既に数基の山が到着していた。山は大きいので道幅など考慮し、会場へ入ってくるルートが決まっている。 山が入ってくる苅田消防署通りに行くと、次々と町役場に向かってくる山が現れてくる。 重さ数トンはある大きな山を各地区の大勢の人が引っぱり、独特な苅田山笠の鉦(かね)の音と勇壮な掛け声が、街中に響き渡る。 大きな山が交差点で向きを変える時も迫力がある。車輪がきしみ、道路についた車輪の轍の跡がいたるところに見られる。
各地区の山は苅田町役場の入口に到着すると、順番にアナウンスで紹介され、会場へ入場してくる。 入場時も各地区のパフォーマンスがあり見ごたえがある。 入場した山は横一列に並び、そして飾りつけられた岩山が立てられる。 13時過ぎ、最後の中町区の山が入場し、14基の山が並んだ。 各地区の山はそれぞれの独自の飾り付けで、14基が横に並んだ姿は色とりどりで実に豪華で華麗で勇壮な姿である。
それから14時過ぎまでは昼食タイムである。各地区の関係者は役場横の殿川公園付近で昼食である。 この間に、各地区の山をじっくり見て回った。 14時過ぎ、宇原神社の神輿が帰りの準備を始める。そして15時過ぎ、神輿が帰った後、いよいよ各地区の山が帰り始める。 そして、山と山をぶつけ合う「突き当て」の始まりである。喧嘩山笠である。 ぶつかり合う瞬間は実に迫力があり見ごたえがある。 二地区が対戦し、ぶつかり合った後、それぞれの地区に帰って行く。 観客が多くていい場所が取れなかったので、いい位置からの写真が撮れなかったのが残念であったが、久しぶりの苅田山笠を堪能できた。 山笠が終わると、季節は一気に空きが深まって行く。

Taka記、撮影:2011年10月2日

10時〜13時、各地区の山が町役場へ向かう。苅田商店街を行く、西町、中町の山。



住宅街を行く与原下区の山



交差点で方向転換する



港区の山



馬場区の山



11時〜13時、各地区の山が次々に苅田町役場に集合する。尾倉区の山。



豪快な方向転換



最後に入場する中町区の山。全て手作りの豪快な山。



13時過ぎ、14基の山が勢ぞろい。並んだ姿は実に勇壮で美しい。



勢ぞろいした山



勢ぞろいした山



苅田町役場横の古墳の上から見下ろした風景



山の裏側



15時過ぎ、宇原神社神輿が帰る


神輿行列1 神輿行列2
神輿行列3 神輿行列4
神輿行列5 神輿行列6

15時半過ぎ、各地区の山が帰り始める。いよいよ突き当ての始まりだ。



お互いに牽制する山



睨みあい、突きあてを待つ山



次々に豪快な突き当てが行われる



これぞ、喧嘩山笠


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