今週の1枚

No.354 2010年龍馬伝:龍馬が教えてくれるもの  〜福岡県苅田町白川〜


龍馬伝最終回を見守る三人



何を見る!龍馬立像



龍馬像の前にて


2010年は我々にとって龍馬の年であった。
NHK大河ドラマ「龍馬伝」が最終回の夜、龍馬をこよなく愛する白川のおじさん3人が 意を決して集まった。
さて、本当に龍馬は日本の礎になろうとしたのだろうか。
私の中学校時代の教科書には、坂本龍馬は出てこなかった。龍馬の晩年は凄まじい。
1867年4月に海援隊結成、その年6月に有名な船中八策を起草。10月に徳川慶喜が大政奉還 を発表。11月15日には近江屋で暗殺され、翌年1868年4月に江戸城無血開場。つまり 明治維新を見ることなくこの世を去った。

 我々3人が見た最終回のテレビ放送は暗殺された時のこと。3人は涙を流した。なぜ か龍馬は教科書には出て来ないが、私が愛する司馬遼太郎が青春群像として生き生き と表現してくれた。龍馬の意気揚々とした、前向きな明るい度胸には教えられるもの が多々ある。

今年の夏、家族で長崎に出向いた。丘の上に立つ龍馬像の足下で、龍馬のマネをして 腕を組むと、なぜか潮が満ちてくるかのように心が高揚した。
明治維新はほんの142年前のことなのだ。 私たちが日本の未来を次代に良い形で引き継がなくてはならないと最近強く想うのだ。

Take記、撮影:2010年12月

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