今週の1枚

No.313  春の椿大師  〜苅田町白川〜

私の住む集落に、古くから伝わる古川長者を祭った塚がある。そこには、横たわった大きな椿の木があり、 村の長老達の幼い時分には、この木にまたがって遊んでいたという。
この古い椿の木は、中が空洞になっており、木の根本から約1mのところ(胸高位)の周囲を計ると165cmもある大木だ。 この椿、去年の春までは見事な赤く美しい花を咲かせ、実も沢山なっていたのだが、昨年の6月の風雨で倒れ、ごらんのように綺麗さっぱりとなっている。 しかし、古い幹からまた新しい芽が吹いている
。実は この椿大師、信心すると子宝にも恵まれるとのこと。 新芽が大きくなり、また以前のように椿の花を咲かせ、実も付けてくれるに相違ない。春の椿大師は、なんだか暖かそうであった。

Take記、撮影:2009年2月22日

祀られてる椿大師様


椿大師の全景


椿の幹周りは165cm


空洞状の椿の木


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