今週の1枚

No.305  梅の木の剪定


剪定をしているところ(Take)


1.剪定道具

畑に樹齢12年くらいの「豊後」のウメの木がある。 今日は、北風もあまり強くなく、剪定日和だ。 「桜切るバカ、ウメ切らぬバカ」という諺がある。 ウメは幹から枝がよく出て、すぐに大きくなり、木が暴れやすいので剪定をしなさいよという諺だ。反対に、桜は剪定をしない方がいいらしい。
剪定をしていない放任のウメの木は、枝が多く、樹冠の中に光が入らず実がつきにくいのである。そこで、冬場には必ず剪定をすると、樹冠の中に光がよく入り、実が沢山つくようになる。 今日は、誰にでもできる剪定教室を開きます!

1.まず、剪定道具だ。ノコと剪定ばさみが必要だ。
2.剪定前の木。2年間剪定をしていないウメの木である。
3.ウメは何も考えず、幹の上側からニュキッと出ている枝を切る。 幹の横から出ている枝は残しておく。(空間をうまく配置する)
4.このように幹の上側から出ている枝はノコギリでゴシゴシと切る。
5.上側から出た枝を切った状態。
6.これで終わり。1番と比べるとよくわかる。この形を「盃状形」と呼ぶ。 この樹形は、樹の中に光が入り、実がよくつきます。ついた実も収穫しやすい。
ただし、枝先の花芽を切っていまうと実はつかないのでご注意を!

Take記、撮影:2008年12月23日
2.剪定前の梅の木
3.幹の上側から出ている枝を切る
4.ノコギリでゴシゴシ切る
5.上側から出た枝を切った後
6.完了。「盃状形」の樹形の完成。

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