今週の1枚

No.304  京都峠と京都トンネル  〜福岡県苅田町〜


白川側のトンネル外観



苅田の街側のトンネル外観


2008年も残り少なくなってきた。苅田町やここ白川も年々変化してきているが、今年一番の変化は何と言っても「京都峠開通」であろう。 2008年7月、苅田の海側と白川側を結ぶ県道64号苅田採銅所線が開通した。
京都峠は全長405mの京都トンネルで繋がっており、このトンネルを抜けると前後の景色は一変するのがおもしろい。新北九州空港から続く自動車・セメントの工場地帯の海側から、殿川ダムと内尾薬師を過ぎて山道を上がって行くと、右手に石灰岩の採掘場の山肌が眼前に迫ってくる。 そして、トンネルを抜けると眼下に山口ダムが望め、のどかな田園風景の白川の里が広がる。 目の前に広がる等覚寺から平尾台に続く豊かな自然の山並みの景色も壮観だ。まさしく工業と豊かな自然の共存する苅田町の開通である。

トンネルの両側にはそれぞれ苅田町を代表的する祭りの画板モニュメントがはめ込まれている。白川側が「等覚寺の松会」、海側が「苅田山笠」である。 今は白川山口付近の工事がまだ終わっていないため白川側の道は迂回路となっているため今は少しわかりにくい。今後の全面開通とともに、ここ白川もまた変化してくるのであろうが、今の豊かな箱庭的田園風景の景観は保ってほしいものだ。
Taka記、撮影:2008年12月14日

白川側の「等覚寺の松会」画板


苅田街側の「苅田山笠」画板


白川側の景色。山口ダムと田園が広がる。


街側の景色。石灰採掘場の向こうに海と工場が見える。


石灰岩採掘場の山肌も迫力がある。


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