今週の1枚

No.298  さようなら白川農協  〜福岡県苅田町〜






ここ白川の農業を今までずっと見守ってきた「白川農協」が2008年9月末でその幕を閉じた。 木造から今の鉄筋に建て替わったのが、私が小学校の頃、昭和40年代であった。 当時は横にストアーが併設され、魚、肉、そしてお菓子などが購入でき、私も遠足のお菓子などを買いに行っていた。 あの頃はコンビニなんてなかったので、ここ白川の住民にとってはまさしく生活の核となる建物であったのである。 バス乗り場もこの前であったし、数々の思い出が残っている場所である。
九月末の秋晴れの土曜日、白川沿いのヒガンバナがきれいだったので、写真を撮りにブラブラと出かけた。 農協の前を通ると、何やらものものしい。どうやらちょうど引っ越しの真っ最中であった。 その様子を見ていると「そうか、今月でこの農協も終わりなのか。」と今までの思い出が頭に蘇ってきた。 せっかくなので、最後の風景を写真に撮らせていただいた。
事務所のテーブルなどが車に積み込まれていき、事務所の中もガランとしていて、片付けをしている知り合いのHさんの姿も寂しそうであった。 事務所の中で迎えてくれていた「ちょ金魚」くんの姿も寂しげで印象的であった。
白川小学校も新校舎を建設中であり、ここ白川も少しずつ変わってきている。農協の後のこの建物も、既に新しい用途に変わるようだ。 この建物がまた新しく白川のためになっていくことを期待したい。
Taka記、撮影:2008年9月27日

白川のほとり、白川の入口に立つ白川農協







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