No.260 | 冬色の平尾台にて 〜苅田町/北九州市〜 |
広谷台の冬色草原とピナクルの風景 |
3月初旬、ここ平尾台では春の野焼きが行われる。
その野焼き前の平尾台は静かにひっそりした佇まいで冬を過ごしている。
そんな冬枯れ色の平尾台を天狗岩から貫山までの稜線を歩いてみた。
この時期の平尾台は防火帯が綺麗に刈られ非常に歩きやすい。
今年の冬は暖冬のせいか、この時期にしてはポカポカ陽気の春のような天気で、稜線を
歩いているとヒバリの鳴き声も聞こえてきた。 この時期の平尾台の冬枯れ色の草原は実は非常に美しい。 冬の太陽の日差しが斜めに当たると、金色に染まった冬枯れ色の草原がキラキラと輝き始める。 平尾台一帯が金色の絨毯を敷き詰めたように輝き、その中で白い石灰岩のピナクルが気持ち良さそうに群れている。 この時期の平尾台は人が少ないのもまたいい。今回も途中で数組に出あっただけであった。 雲の流れで冬の日差しが遠くから移動してくると、草原の色もその色を変えていく。 天狗岩から桶ケ辻、周防台を越え、広谷台から貫山へ行く。そして四方台から大平山を越え、吹上峠へ。 ほぼ平尾台を半周したコースである。のんびりと歩くにはちょうどよい。冬色の雄大な草原を満喫した一日であった。 Taka記、撮影:2007年2月12日 |
天狗岩の景 |
天狗岩から桶ケ辻へ向かう稜線 |
周防台から大平山〜貫山の山並みを見る |
周防台から見る「鬼の唐手岩」と「広谷台」 |
冬色の広谷台を行く |