No.258 | 立春の候 白川の里 〜苅田町白川〜 |
立春の候 白川谷山の風景 |
今日は2月4日、二十四節季でいう「立春」である。
暦の春は立春から始まると言われるが、実際は冬の真っ只中でまだまだ冬の寒さが続く頃である。
とは言え、冬至の頃から見るとかなり昼の長さも長くなり、太陽の日差しも明るく感じるようになり気分的にウキウキしてくる頃である。 今年の立春は暖かく、まさしく春のような陽気となった。そんな中、家の近くの散歩道をいつものように季節を感じながら散歩した。 白川を取り巻く山々が今日は春霞がかかったように少し霞んでいる。そして冬の田んぼからは、ヒバリの囀りも聞こえてくる。 まさしく春の訪れを感じる。 散歩道をのんびりぶらぶらと歩いていると、春の訪れを散じさせてくれる野の花もいっぱい顔を出している。 「大寒」の頃から顔を出すといわれる「蕗のとう」もいっぱい首をもたげ、ほろにがい春の旬のが食べたくなる。 私の大好きな「オオイヌノフグリ」もその青い瞳をパチパチといっぱい広げて、私を見上げていた。 一年中を通して散歩道に彩りをそえてくれる「セイヨウタンポポ」もその黄色い花と白い綿毛が風に揺れていた。 そして、「ホトケノザ」のまだままだかと待ちかねている。まさしく、春の始まりを感じさせてくれる白川の里の「立春」であった。 Taka記、撮影:2007年2月4日 |
首をもたげる「蕗の薹」 |
青い瞳の「オオイヌノフグリ」 |
いつも元気な「セイヨウタンポポ」 |
春を待ちかねる「ホトケノザ」 |