今週の1枚


No.189【2004.3.8】 等覚寺の松会2004 〜千年の伝統を伝える国指定重要文化財〜


クライマックスの幣切行事。見事、一刀両断。今年も豊作!


4月第三日曜日はここ白川最大の祭り「等覚寺の松会」のクライマックス行事が行われる。 今日4/18、今年の松会が行われた。昨年は生憎の雨模様の天気であったが、今年は朝から青空であった。しかし、天気は下り坂。 午後の松庭は、春の日差しを浴び新緑がとても綺麗であった。紅葉の新緑から光が溢れていた。
今年の松会は、約150年ぶりに松柱が新調された。真新しく白い肌の松柱が、松庭に聳え立っていた。
玉串奉納の神事の後、獅子舞、流鏑馬などの行事が始まる。施主の種蒔きの後、稲作の一年を模した行事が進んでいく。白川小学校4年生による、お田植え行事や楽打ち行事。そして、山伏達による勇壮な薙刀舞や鉞の舞。会場からは、行事のたびに拍手が起きる。そして、クライマックスは「幣切行事」。高さ数十メートルの松柱の上に、施主が登り、その上で、御幣の竹を刀で切り落とす。その切れ味で、その年の収穫を占う。
今年も見事、一刀両断。「豊作」と出た。松柱の上から舞い落ちる「御幣」に観客が群がる。終わるのを待っていたかのように、空からは雨がポツポツと落ち始めた。
撮影:2004年4月18日

木漏れ日溢れる松庭での神事。(12:50〜)
新緑が綺麗。 今年は150年ぶりに松柱が新調された。


観覧席の斜面は観客でいっぱいに埋め尽くされる。


流鏑馬。見事に的を得る!(13:00〜)


会場を回る獅子舞。無病息災!(13:30〜)


お田植え行事。(14:10〜、白川小4年生)

楽打ち行事(14:50〜、白川小4年生)


重さ13Kgの鉞の舞。(15:10〜)


薙刀の舞


クライマックスの幣切行事。(15:30)
十数メートルの松柱の上に上がる。

見事、一刀両断!


TOPページへ戻る 散歩道のTOPへ(過去の写真)