今週の1枚


No.182【2003.11.3】苅田山笠焼酎「かんかんかん」と灯山
〜友田酒店:林平作酒造〜




夏が終わると苅田町の町部は「苅田山笠」の祭り一色になる。10月の第一日曜日がメインイベントの神幸祭となるが、それに先だち、いろいろな神事(行事)が行われる。
「苅田山笠」の特徴は山笠の期間中に山笠の姿を3度変えることであろう。先ずは、「灯山(提灯山笠)」が夜の町を彩り、汐かきには赤い幟を立てた「のぼり山」に姿を変え、そして神幸祭当日は岩や人形を飾った勇壮な「岩山」にその姿を変える。
9月30日はちょうど、その「灯山(提灯山笠)」であった。苅田町に住んでいながら、まだ一度もその姿を見たことがなかった私は今年は洞窟仲間のYさん宅へおじゃまし、その灯山を見ることにした。
20時頃、苅田駅前に行くと、いっぱいの提灯をつけた山笠5基がちょうど勢揃いしていた。約220個の提灯をつけた灯山も美しさに息を呑む。
「かんかんかん」と苅田山笠独特の鐘の音が夜の街に大きく響き渡る。初めて見る「灯山」はとても美しく新鮮であった。流石、苅田町が誇れる祭りである。
Yさん宅のゲストルーム?からは、ちょうど窓越しにこの灯山を眺めることができる絶好のロケーションであった。おまけに、目の前にはこの苅田山笠の焼酎「かんかんかん」がある。苅田町の友田商店と林平作酒造合作の苅田山笠限定の麦焼酎「かんかんかん」である。
窓越しに灯山の勇壮な鐘の音「かんかんかん」を聞きながら、私は焼酎「かんかんかん」でほろ酔いのいい気分になった。まことに、贅沢な一夜であった。Yさん、ありがとうございました。

撮影:2003年9月30日

Yさん宅のゲストルームで「かんかんかん」をいただく。


約220個の提灯を付けた綺麗な灯山


中町区の独特な型の灯山


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