No.179【2003.8.17】我が家の梅干作り |
三日三晩、夜露と天日にさらす。 梅汁とシソ葉に入れ、容器でねかす。 手前が梅である。奥の白いのはラッキョウ。 |
梅雨明けの7月下旬、毎年、我が家の庭先には、天日干しの梅が並ぶ。子供の頃から、見慣れた光景である。子供の頃、遊んでいる途中にこの干した梅を口に頬張り、酸っぱさに顔をゆがめたものであるが、これがまた毎年のことであり、今思うと懐かしい思い出である。 今回は、我が家の梅干作りを簡単に紹介しよう。 3月、我が家の庭の3本の梅の木は色とりどりの花を咲かせる。一番はピンク色の豊後梅である。花が終わり、やがて梅の木は緑色の梅実をいっぱいつける。 1)6月10頃、梅をちぎり取り、水でよく洗う。 2)生梅を桶に入れ、塩と焼酎を加えて約40日(梅雨が開ける頃まで)放置する。 生梅:1斗(10合)に対し 塩:1升2合 焼酎(35度):1合5勺 3)7月20日過ぎ、梅雨が開けたと思われる頃、梅を取り出して並べ、三日三晩、天日と夜露にさらす。その際、梅は毎日、ひっくり返してやる。 漬け桶から梅を取り出した後は、塩と梅のエキスからなる梅汁が残るがこれは、後で使うので保管しておく。 天日干し中の梅は、表面が塩吹いた状態となり、これを食べるととてつもなく塩辛く酸っぱくて、顔がしぼんでくるようだが、何故か毎年、ひとつは頬張りたくなる。 4)天日干しが終わった梅は、保管しておいた梅汁に入れ、さらに紫蘇の葉(500g)に再び漬け込み、冷暗場所で放置する。紫蘇の葉は予め、塩もみしておいたほうがいいらしい。漬け込んで、約1ケ月もすると食べれるようになるが、後は好みにより、まだ寝かせてもよいだろう。 これでまた、一年の我が家の梅干が出来上がる。 撮影:梅の天日干し(2003年7/27) 梅の漬け込み(2003年8/17日) *上記はあくまでも参考までに我が家の方法を紹介したまでであり、これを参考にしてできた梅干の味・状態には責任を負いかねますのでご了承願います。 |