今週の1枚


No.167【2003.3.30】2003年等覚寺の松会


クライマックスの幣切り行事。
今年は見事に一刀両断!大豊作!


2003年4月20日(第三日曜日)、白川地区最大の祭りである「等覚寺の松会」が行われた。
1000年以上も続く、山伏の末裔による国指定の重要無形文化財の祭りである。
当日は生憎の雨模様。会場である「松庭(まつにわ)」は白いガスに包まれ、厳かな雰囲気を醸し出した。

全員集合しての神事の後、鬼会行事、お田植行事、おとんぼし、孕み女、鉞(まさかり)行事、楽打行事、薙刀行事と次々に行事が行われていく。 今年は我が家の下の娘が「楽打行事」に参加した。


クライマックスは高さ約10mの松柱の上に登って行われる「幣切り行事」。 「幣切行事」は松柱の上で、御幣の竹を刀で切り落とし、その切れ味で、その年のお米の出来具合を占うというものである。
今年の施主は絹川さんである。
ほら貝の音が響き渡る中、施主が登場。御幣の竹を背中に背負い、刀を腰にさし、10mの松柱を攀じ登っていく。 心なしか雨が強くなったようで、滑らないかどうか冷や冷やする。

柱の上に立ち、祝詞を奏上し、いよいよ幣切りだ。
会場はシーンと静まり返る。
小雨の中、刀を2度振り上げたその瞬間、御幣の竹は一刀のもとに切り落とされた。
会場から拍手喝采が起こる。
見事、今年は「大豊作」と出た。


撮影:2003年3月29日


ガスに煙る松庭が厳かな雰囲気の中、始まりを待つ。


全員集合での、神事。さあ、始まるぞー!


鬼会行事。悪鬼が練り歩く。


お田植行事。おとんぼしも登場!
白川小学校4年生が披露。



鉞(まさかり)行事。12Kgの鉞を振り回す。


楽打行事。笛、太鼓、踊り。
白川小学校4年生頑張る!



薙刀行事。薙刀を持っての華麗な舞。

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