今週の1枚


No.160【2003.2.2】雪の英彦山 〜福岡県田川郡〜


南岳山頂手前から見る中岳


中岳から南岳への登り

冬と言えば「雪」。
今年の冬はいつもより雪が多いようだ。
寒波が来て、雪が降ると山に行きたくなる。
山と言えば九州では「くじゅう」が有名であるが、苅田町からだと、いざ出かけようとするとやはり少し遠い。

近場でも雪を楽しめる山がある。
苅田町近郊だと、福岡県で二番目に標高が高い「英彦山」、あるいは福岡県/大分県県境のシャクナゲで 有名な「犬ガ岳」である。
この山域は意外と積雪が多いのである。

英彦山は今年は雪が多いらしい。
昨年末からずっと積雪があるらしいとの情報が次々に入ってくる。
しかし、英彦山へ行きたい!と思いながら、なかなか行く時間がない。
できれば、寒波が来た直後を狙って行きたいと思うのだが、それがちょうど土日になるとは限らないのが、はがゆい。
先週、1/29(火)30(水)に、また寒波が来た。
ここ白川の里でも薄っすらと積雪があったので、山はさぞかし雪があるだろうと心がはずむ。
週末が待ち遠しいが、木・金曜日と晴れの天気が続き、「ちょっと待ってくれよー!」と雪が心配で心が騒ぐ。

漸く、そんな英彦山に日曜日(2/2)に行くことができ、山仲間と出かけた。
コースは、英彦山定番の一つである「正面登山道〜中岳〜南岳〜鬼杉〜玉屋神社」コースをとった。
天気が心配されたが、予想外の時折、青空が覗く好天気に恵まれた。
奉幣殿から正面参道階段に入ると、だんだん積雪が増えてくる。 積雪は10−20cm程度だが、雪があったので満足。 白い樹氷と青空の景色を堪能しながら、ゆっくり登ると、あっという間に中岳山頂に到着。
山頂付近の積雪で30cm程度であろうか。
上宮下の広場には売店が開いており、オデン、ビールの赤い旗が目立つ。 ベンチに座り、早速、ザックからビールを出す。山頂気温1℃。風もなく、そんなに寒くないので、 こんな時はやはりビールがうまい!
下山は南岳を越え、鬼杉へ。鬼杉は樹齢約1200年で、高さ約38m、周囲約12.4mの福岡県一番の巨木である。 天に向って大きく伸びている。そんな鬼杉の近くで、「雪だるま」を作った。雪だるまなんて何年ぶりだろう。 かじかんだ手に息を吹きかけながら、胴・頭を作り、木の枝、石ころで顔や手を作ると意外と可愛らしい「雪だるま」が 完成した。雪だるまに手を振りながら帰路へ。この「雪だるま」、いつまで残っているだろうかと心配になった。

撮影:2003年2/2

青空と白銀の樹氷


中岳山頂の売店。ビール、オデン有り!


寒くてもやっぱビールはいい!


鬼杉で雪だるま、Taka2号製作。


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