【毎週更新!勝手気ままな写真を1枚紹介します。ジャンル不問。】
No.156【2002/12/23】 平尾台・龍ガ鼻 | |
【西】採銅所側金辺トンネル付近R322 【北東】平尾台中峠付近から見る龍ガ鼻 【東】行橋市市街地から見る龍ガ鼻 【南】障子ガ岳山頂から見る龍ガ鼻 |
平尾台の台地の南西に「龍ガ鼻」と呼ばれる山がある。 どうして、「龍ガ鼻」という名が付けられたかわからないが、 平尾台地の形を龍に例え、その龍の鼻の位置に相当するから付けられたのかもしれない。 平尾台には龍の付く地名として他に「青龍窟(せいりゅうくつ、しょうりゅうくつ)」がある。 青龍とは東の方向をさすが、確かに青龍窟は平尾台の東面に位置する。 さて、その龍ガ鼻であるが、一応、山として見られているが、その山容は見る方角により、 いろいろな形に見える。 西側の採銅所付近の集落から見るとその山容は間近に迫り、迫力のある山である。 この地元では別名:「龍鼻岳(りゅうびだけ)」と呼ばれており、まさしく山の名前である。 行橋側もしくは平尾台・中峠付近の東側から見ると、この龍ガ鼻は綺麗な台形状の山容である。 その平らな山容は一際、目立ち、初めて見た人はあの山はなんという山だろうを思わずにはいられない だろう。 我々、白川地区の人から見た龍ガ鼻のイメージはまさしく、この台形状の山の形である。 一方、南側の勝山・味見側から見た龍ガ鼻は東側にゆるやかな斜面を持った非対称の山である。 いわゆる、平仮名の「へ」を思わせる山容であり、「への字山」とでも言いたくなる。 こんなおもしろい山・龍ガ鼻も実は「三菱マテリアル」社用地であり、今もセメント用石灰岩の 採掘が行われている鉱山である。 採掘により、その山容は少しずつ変化していくであろう。 香春岳の一の岳が既にそのピークがなくなってしまったように、この龍ガ鼻も将来、なくなって しまうのであろうか。 |