新春の光と風を感じて・・・・ 1月

平尾台の一角、「鬼の唐手岩」からの初日の出の様子を紹介します。

眼下に広がる周防灘が赤く染まる。新春の夜明けだ。
ここは、鬼の唐手岩。平尾台の東の端の岩の上だ。



唐手岩からの展望は抜群である。
岩の上で感じる新春の風は格別に新鮮だ。
目の前に2002年元旦の初日が神々しく昇ってくる。
キーンと張り詰めた冷たい空気と新春の眩い光に一段と身が引き締まる。



雲の切れ間から新春の光が周防灘と京都平野に振り注ぐ。
新春にまるで天使が梯子で降りてくるように。



「万〜歳!」
ご来光の瞬間に回りから歓声が上がる。
キーンと凍りついた空気の中に歓声がこだまする。
同じ空気を共有しているせいか妙に人懐っこくなる。



次第にあたりが明るく照らされてくる。
眼下に広がる我らが故郷・白川の里が新春の光に浮かび上がる。
里の中央を流れる白川の水面が白くキラキラと輝く。
白い龍のようにまさに白い川である。



新春の陽光が唐手岩から周防台を斜めに照らし始める。
冬枯れ色の草原が一段と赤く照り輝いてくる。



光の線がゆっくりゆっくりと移動していく。
振り返ると広谷から四方台が朝日を浴びて輝いている。
しかし、その光も間もなく雲に遮られた。



ポツポツと雨が上から落ちてきた。
広谷湿原に駆け降りる。正月の広谷湿原は静かだ。
冬枯れ色の絨毯に寂しそうにひっそり静かに覆われている。



四方を山に囲まれた広谷湿原は新春の夜明けに静かに佇んでいる。
鬼の唐手岩に見守られて安心しているかのようにどっしりと佇んでいる。
そして、やがて来る春に備えている。



雨が上がると虹が出た。
大きな七色の虹がカルスト草原をまたぐ。
2002年、新春の虹。
すがすがしい風を感じながら平尾台を後にした。



(2002/1/1)

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