鬼の唐手岩 (おにのからていわ)




鬼の唐手岩。おもしろい名前の岩である。等覚寺の山伏の修験の場のひとつでもあり、そこから名前がきているとも言われている。 鬼の唐手岩は平尾台の東北部に位置する。青龍窟からだと西側の平尾台方向に20分ほど歩いて登っていくと行くと鬼の唐手岩へ到達する。
鬼の唐手岩は青龍窟の裏側(西側)、広谷湿原の東側、広谷台の南の突端に位置する花崗岩の岩脈であり、その姿はまさしく龍のたてがみみたいに見える。
数億年前、平尾台の石灰岩は地下深くにあり、その時、高温のマグマが石灰岩帯に入り込んだ花崗岩の貫入岩(かんにゅうがん)である。 石灰岩帯への貫入岩は平尾台の数箇所で見られ、ここの他に「鬼の兵古干」がある。
鬼の唐手岩は垂直に地下にもぐりこみ、その南にある滝不動ドリーネを南北に横断している。 滝不動ドリーネ反対側の田代峠の遊歩道の脇にも、鬼の唐手岩から繋がるその岩脈の花崗岩を見ることができる。 地上に出た鬼の唐手岩は一部オーバーハングした断崖状の岩場であり、初・中級者向けのロッククライミングのゲレンデにもなっている。
鬼の唐手岩からの展望は抜群で、東側は真下に白川地区が見下ろせ、行橋から豊前に続く周防灘沿岸が一望できる。 特に初日の出にはもってこいのロケーションで目の前の周防灘から登る素晴らしい朝日を堪能でき、我々も毎年元旦のここからの初日の出を楽しみにしている。 天気のいい時には国東半島や由布岳・鶴見山群も見ることができる。西側には広谷湿原から四方台への雄大な草原の山並みが広がり主峰貫山へ続いている。
ただし、岩は垂直の断崖になっているのであまり端にいかないよう十分に注意が必要である。

▲青龍窟側から見る鬼の唐手岩(夏)

▲青龍窟側から見る鬼の唐手岩から広谷湿原周辺(夏)




▲晩秋の唐手岩(秋)


▲雪の唐手岩(冬)

▲中峠側から見る広谷湿原と鬼の唐手岩(夏)

▲鬼の唐手岩からの大展望(白川・京築側)



▲鬼の唐手岩の断崖


▲岩トレーニングする登山者
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