平尾台の花

−平尾台の花(初夏の花)−


オカウツボ(丘靫)


春から初夏へ移り変わる5月下旬から6月初旬、平尾台の緑も一段と濃くなる。 濃くなった草原の中の農道をブラブラと歩いていると道端に紫色の棒みたいなものがニョキっと生えているのが目に止った。 近づいて見てみるとオカウツボであった。 オカウツボはオトコヨモギに寄生するらしく、確かにオトコヨモギの中に隠れるように頭を出していた。
花なのにウツボとは変な名前である。ウツボと言うと海に生息する獰猛な顔のウツボが思い浮かぶが、 このウツボはウツボグサと同じように弓矢などを入れる容器の靫から来ているのであろう。
地面から10〜20センチくらいの背丈でニョキっと顔を出した紫色の姿は、綺麗なような、ちょっと不気味なような花である。
紫色だけでなく白い花にもたまに出会うことがあり、不思議な花である。
初夏の平尾台、ヨモギを探しながら歩いていると出うかも。

ハマウツボ科ハマウツボ属
花期は5〜6月
分布:日本全土

撮影日:2007/5/21



オカウツボはオトコヨモギに寄生する 撮影日:2007/5/26



 撮影日:2006/6/4



 撮影日:2006/6/4



シロバナ 撮影日:2004/5/30



シロバナ 撮影日:2004/5/30



シロバナ 撮影日:2004/5/30



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