−平尾台の草花(初夏の花)−
ツレサギソウ(連鷺草) |
6月初旬の草原は草丈も伸び、膝上以上になる。 草原の中を縦横無尽に走っている踏み跡道も、草に覆われ、時折、手でかき分けないと 見えないほどだ。 歩き疲れて、しばらく石灰岩の上で休んでいた。 この時期、カッコーの声が草原をよく響き渡る。 カッコーの声を聞いていると、爽やかな気分になってくる。 歩き始め、ふと足元を見ると、白い花を付けたツレサギソウが群生していた。 この時期に見る花は何故かみずみずしく感じる。 距を持った花は複雑に絡み合っており、名前の通り、鷺がいっぱい連れ立って舞っているような気がしてくる。 そっと写真を撮り、その場を離れた。 ラン科ツレサギソウ属、花期:5〜6月 背丈:〜50cm、分布:日本全土 2001/6/3:平尾台 |