ヤマトシジミ(大和小灰蝶)

羽根を広げてひと休み
雄♂

シジミチョウは小型の蝶であるが、多彩な模様や色合いをもった蝶であり、人家の回りの畑や草地、道端など見られる身近な蝶である。
小さな蝶なので一見みると皆同じように見えるのだが、よく見ると表羽の色や裏葉の黒点の模様が違う。
ヤマトシジミはカタバミが好きな蝶である。
草地のカタバミの回りにはいつもウロウロしている姿を見かける。

朝、家の横の畑のカボチャの葉にヤマトシジミがたくさん群がっていた。
忙しそうに飛び回っている者、羽根を広げ休んでいる者、そして仲むつまじく交尾をしている者達など、それぞれが楽しんでいる。
雄の表羽の色は薄いブルーであるが、雌は少し黒っぽいのが特徴である。
名前がヤマトシジミというからには日本独特なシジミチョウなのであろうか。

シジミチョウ科、出現:4〜11月
食物:幼虫の食草はカタバミ
分布:本州以南


観察地:苅田町鋤崎の畑
撮影月日:2000年6月18日、天気:晴れ、時間:9:00頃


カボチャの葉の上で交尾
左:雄♂、右:雌♀

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