ベニシジミ(紅小灰蝶)
勇壮な姿勢のベニシジミ
シジミチョウは最も小型のチョウである。
その中でも最も一般的で身近なシジミチョウがこのベニシジミであろう。
空き地や野原など、どこにでも見ることができ、小さなオレンジ色の体を敏速に花から花へと飛び回っている。

トレードマークのオレンジ色の羽も、実は春と夏では少し色合いが異なるらしい。
春型や秋型はこの写真のように、その前羽根の表面は鮮やかなオレンジ色をしているが、夏型は黒ずんだ色調に変化する。

ベニシジミは小さな体であるが、草や花の上で羽根を広げていると意外と目立つ蝶である。
おまけに、結構すばしっこく、私のにぶい運動神経ではとうてい捕まえることはできないであろう。

シジミチョウ科ベニシジミチョウ亜科、出現:3〜11月
分布:北海道〜九州


観察地:苅田町鋤崎・丘の畑
<写真上>
撮影月日:2000年5月20日、天気:晴れ、時間:14:00頃
<写真下>
撮影月日:2000年6月3日、天気:曇り、時間:10時頃
羽根を広げて休んでいるベニシジミ

TOP(白川の里)ページへ戻る 昆虫TOPページへ戻る