シオカラトンボ(塩辛蜻蛉)
シオララトンボ(♂)
雄(♂)

平地から低山地の湿地、水田や市街地などで見られる最も一般的なトンボがシオカラトンボである。
シオカラと言うと私はすぐに「イカの塩辛」を思い出す。
塩辛をつまみに飲む焼酎は最高である。
しかし、このシオカラトンボをつまみに一杯というわけにはいかない。
腹部に白い粉がついており、これを塩に見立ててこの名がついたらしい。
成熟した雄は灰色(写真上)であるが、雌は黄褐色(写真下)をしており、その模様からムギワラトンボとも呼ばれる。
雌の目は綺麗な緑色の複眼をしており、じっと見つめられると人間の私すらドギマギしてしまう。

池や水田など明るく開けたところを好み、スイスイと飛び回っている姿を見かけ始めると初夏が近いことを知らされる。

トンボ目トンボ科、出現:4〜10月
分布:日本全土


<写真上>観察地:苅田町鋤崎、丘の畑付近
        撮影月日:2000年6月3日
        天気:曇り、時間:10:00頃
<写真下>観察地:苅田町鋤崎、我が家の庭
        撮影月日:2000年5月25日
        天気:晴れ、時間:14:00頃
♀はムギワラトンボとも呼ばれる
雌(♀)

TOP(白川の里)ページへ戻る 昆虫TOPページへ戻る