ハコベ |
全国いたるところの畑や道端に自生している。 春の七草の一つで古名をハコベラという。 春の足音が聞こえ始める早春の頃、オオイヌノフグリと一緒に花を咲かせる。 鶏のヒナが好んでついばむことからヒヨコ草と呼んでるところもあるらしい。 花は直径7mm程度で花弁は5個あるが、切れ込みが深いため10個のように見える。雌しべの先が三つに分かれるのが特徴である。 江戸時代にはハコベの青汁と塩を焼いたハコベ塩を歯磨きに用いたらしい。 ナデシコ科ハコベ属、二年草 花期:2月〜9月頃 分布:日本全土 観察地:苅田町鋤崎、畑の道端 撮影日:2月下旬 |
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【似花識別】 似た花に「ウシハコベ」と「ノミノフスマ」がある。 「ハコベ」は雌しべの先が3つに分かれるが、「ウシハコベ」は5つに分かれているので、区別できる。 また、ハコベ、ウシハコベは花びらよりも萼の長さが同じか長いが、ノミノフスマは萼よりも花びらのほうが長い。 |