ヨメナ(嫁菜)


万葉集では「ウハギ」と読まれているのが今のヨメナであるらしい。
「春日野のに煙立つ見ゆ乙女らし春野のうはぎ摘みて煮らしも」とあるように、ヨメナの春の 若葉は香りがよく、古くは食用の野の花だったようだ。
若い娘さんや嫁さん達が、道端でヨメナを摘んでいる姿が目に浮かぶようだ。 そう思うと嫁菜という名前もぴったりのような気がする。
秋になると薄藍紫色のきれいな花を咲かせる。
田んぼの畦などやや湿ったところに生える多年草である。
写真では少し白っぽく写ってしまったのが残念。

キク科ヨメナ属、花期は8〜10月
分布:中部地方以西?


観察地:苅田町鋤崎の道端
撮影月日:2001年10月13日





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