TAKEの野鳥アルバム


キジ(雉)

七夕の日の夕刻、白川の裏山・平尾台に夕涼みに愛車で出かけた。
茶ヶ床園地の群羊岩の上に何やら、怪しい陰が見え隠れした。キジの雌親と雛が夕涼 み中であった。
車を止めて、デジカメで被写体を狙うと、雛は岩の向こうに隠れてし まった。
雌親が怪しい人影を警戒して首を伸ばしたところをパチリと撮った。
図鑑によると、抱卵はメスが行い、その後の子育てもどうやら雌だけのようだ。
雄は何をやっとるのやら・・・。
最近の人間の世界で、子育てを母親任せにすると、 子や母親から見捨てられるから怖い。
キジの世界では、雄の立場はどうなってるのやら ・・・。

観察地:平尾台
撮影月日:2001年7月7日午後6時頃
撮影環境:キャノン Power Shot Pro901S
  370mm×デジタル2倍

夏の平尾台の鳥達は、昼間は暑くてあまり活動しない。
朝は夜明けからせいぜい8時頃までと夕方に良く活動する。
この時間帯には平尾台のあちこちで「ケーン」という鳴き声を聞
くことが出来る。
今日の天気予報は降水確率0%の真夏日とのこと。少し早起きして、平尾台に向かった。
大きな木の下で、強烈な朝日を避けるように、日陰で立派な♂のキジが餌時中であった。
私をみても、そう急ぐ様子は見せず、ゆっくりと藪の中に消えていった。
前回のキジがキジらしくない写真であったため、今回早い時期に大きなキジが写せてラッキーであった。

観察地:平尾台
撮影月日:2000年7月8日午前7時頃
撮影環境:ニコンF-401s シグマ170-500mmF5-6.3 
          フジカラーSUPERIA400


平尾台の草原に立っているとあちこちで「ケーン、ケーン」と鳴く鳥がいる。日本の国鳥「キジ」である。
白川でもこの時期、鳴き声を良く耳にする。
長い尾を持ち、赤い頬と緑の胸が目立つ。
地域によって、羽の色が違うようで、この写真のキジの羽はやや灰色っぽい。
平地から山地の明るい開けた土地を好み、よく林の縁や草原、農耕地などで見かける。
この写真も平尾台の農耕地である。地上を歩いて餌をとる。
この写真ではキジだか何だか分かりずらい。ただ赤い頬と長い尾と説明文で「キジ」と分かるくらい。
この後、全体像を撮ろうと近づいたが、草むらに隠れた。さらに近づくと、バタバタバタと大きな羽音を立て、「ケーン」と一鳴きされて向かいの羊群原へ飛んでいった。
写りの悪いのは承知で、ここに登場させた。次回はもっと写りの良い写真を登場させるのでご容赦願いたい。

観察地:平尾台
撮影月日:2000年6月18日午前7時頃
撮影環境:ニコンF-401s シグマ170-500mmF5-6.3 
          フジカラーSUPERIA400



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