カッコウ(郭公、閑古鳥) |
「カッコウ〜、カッコウ〜」と名前の通りに鳴くカッコウ。 平尾台の夏鳥として大にぎわいだ。あちこちのドリーネの森から聞こえてくる。 ホトトギス目ホトトギス科に属しており、ホトトギスより大きくハトくらいの大きさで、ホトトギスよりも開けた環境に生息する。 平尾台では、やや高い木や電線に写真のように羽を下ろして止まっている。 カッコウには身の毛もよだつ習性がある。それは、托卵性である。自分の卵を他の鳥に託すのだ。それも、相手の鳥の卵を押しやって・・・である。 図鑑によると主な托卵の相手は、モズ、オオヨシキリ、ホオジロ、アオジ、ホオアカ等であるとのこと。 平尾台には、ホオアカ、ホオジロが多いのでやるせない気がした。しかし、平尾台の夏を告げる鳴き声「カッコウ〜」は涼しげである。 我々はハト時計を良く知っているが、ハト時計の本体はカッコウだったと知った。閑古鳥ということで縁起が悪いので、ハト時計の名になったそうである。 観察地:平尾台 撮影月日:2000年6月18日午前9時頃 撮影環境:ニコンF-401s シグマ170-500mmF5-6.3 フジカラーSUPERIA400 |