ツグミ(鶫)-その1- |
ツグミは冬鳥として全国に渡来し、5〜6月頃北国へ帰るようだ。白川で見られるのは今時分までである。この写真はツグミの姿を良くとらえている。羽の先を少し下げ、胸を突き出して自慢気に地面に立っている。クリーム色の眉斑が凛々しさを際だたせる。
白川の河岸の砂の上を数歩歩いては立ち止まったところを撮った。今からシベリアやカムチャッカの方へ帰って行くのかな? 「こんな小さな体で良く飛ぶもんだなあ」と感心するのは私だけではないはず。
また秋口には元気な姿をみたいものである。
観察地:福岡県京都郡苅田町稲光 倉掛橋 撮影月日:2000年5月6日午前10時頃 撮影環境:ニコンF-401s シグマ170-500mmF5-6.3 フジカラーSUPERIA400 |
熟柿を食べるツグミ(鶫) 裏山の柿の木に昨年秋の渋柿がぶら下がっている。 10羽程度のツグミの集団が冬の間の餌として、今にも熟れて落ちそうな柿をつつきにくる。 この柿を巡る連鎖がおもしろい。 勢力の大きいツグミがみんなで来ると数匹のヒヨドリはさっと逃げる。 ツグミが熟柿をつつくと、柿の一部が下の道路に落ちる。 夕刻になると落ちた熟柿を近頃住み着いたタヌキの夫婦が食べに来る。 タヌキが来たのを追っ払おうと、我が家の迷犬チョロがちょっかいを出して、背中を食いつかれた。 連鎖の終末はチョロだった。 観察地:福岡県京都郡苅田町稲光古川 撮影月日:2000年1月1日午後4時頃 撮影環境:ニコンF-401s シグマ70-210mmF4-5.6 コダックフィルムASA800 |
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羽をやや下げて、胸を反らして枯れ枝に止まっていた。 白川では田圃の中や畦等の地面に立っているのをよく見かける。 赤褐色のヒヨドリ位の大きさの鳥。 「キー、キー」と鳴く。この写真はややぼけているが白く長い眉斑がワンポイント。 この鳥は冬鳥で、4月頃から姿が見られない。 写真のボケが気になるがあえて今回登場させたい。 観察地:福岡県京都郡苅田町鋤崎地区、小波瀬川の岡崎と延永上の間の近辺 撮影月日:1999年3月13日午前9時頃 撮影環境:ニコンF-401s シグマ170-500mmF5-6.3 コダックフィルムASA800 |