カルガモ(軽鴨) |
寝カルガモ |
10羽前後のカルガモが稲の切り株が残る田んぼでなにやら食事中である。
ガサガサガサとくちばしを地面に当て、モグモグとやっている。
その中に、目が白っぽく見えるカモがいた。 白っぽく見えたのは、まぶたの様である。 まぶたが下から上へと眼球を被い、立ったまま寝ているようだ。 ちょっとした昼寝らしい。外は寒かったが、気持ちよさそうであった。 しかし、よく太ったカモである。外気ではこのくらい太っていないと、越冬できない だろうなと思った。 観察地:曽根干潟近くの田んぼ 撮影月日:2004年1月12日午後3時頃 撮影環境:Nikon Coolpix4500(3倍)×Swarovskiスコープ(20倍) |
カルガモは雄と雌が同じ色で、くちばしの先が鮮やかな黄色の淡水ガモである。 顔には2本の黒線が走る。 地味な羽色だが、くちばしと顔の模様で他のカモ類の雌とは区別ができる。 曽根干拓の稲刈り後の水田に多数群れている。 最近、福岡県北部の稲は「夢つくし」を始めとする極早生水稲が作付けされているため、収穫時期は9月上旬〜中旬である。 収穫後も気温が高いため、稲の切り株から新しい稲穂がでる(「ひこばえ」という)。 このひこばえにも少しであるが米ができる。 この米がカルガモの冬場の絶好の餌になる。 何百羽というカルガモがいるが、曽根干拓のカルガモはプリプリと太っている。おいしそうである。 狩猟鳥であるので、禁漁区となっている曽根干拓はカルガモの楽園である。 観察地:北九州市小倉南区曽根 曽根干拓(水田) 撮影月日:1999年12月26日午後3時頃 撮影環境:ニコンF-401s シグマ170-500mmF5-6.3 フジカラーSUPER400 |